見えてくるもの

　PCの不調は相変わらず。なんとか日本語入力はできるようになったものの、ハングルとの併記ができない。言語バーが表示できないので、切り替えられないということのようです。考えあぐねてWindows　XPのCD版を購入してシステムの修復までしてみたけれど、結局直りませんでした。おまけにWindowsのupdateもできないし。こうなったら気長に解決していくしかない、といった現状です。

　まあ、カフェなんてものを運営しようとするなら、いろんな意味で実力がないといけない。知力・体力はとうぜんだけれど、悲しいことに財力もないといけない。今度もネットで調べていちばんお安かったAmazonで購入したけれど、送料含めて32,000円なり。何かと物入りの年末にイタイ臨時出費でした。それで気になってSound　Ringを立ち上げるにあたって、これまでいったいいくら費用を使ったのかしらと計算してみたら、ざっとみて20万円ちょっとでした。今回のようなソフト代に加えて、書籍費も案外多く必要。それに立ち上げたあとも維持していく経費もかかるわけで、年間のプロバイダー料金とドメイン管理費を合わせると格安チケットならソウルまで２回往復できるくらいになります。そういうことを考えると、カフェとかファンクラブというのは、私などには贅沢な遊びということになるのかもしれない。

　それでも作りたい人は、たくさんいらっしゃるんじゃないかと思います。ただ、自分自身への戒めも込めて言うことだけれど、カフェを運営するにあたっていちばん大切なのは、人間性じゃないかと思います。PCが得意で韓国語も理解できて、やる気も満々でお金もあるという方でも、見識と徳を備えていない人がカフェを主催すると弊害も生じることがあります。よくない習慣を持ち込んだりして、他のファンまで好ましくない影響を及ぼしてしまう。良くも悪くも運営する人の資質が、カフェに集まる人たちにも感染するみたい。だから運営する方たちは、自分に厳しく大所高所から全体のためを考えられる人であって欲しいなと思うのです。人に負けたくない、自分をアピールしたい、と競い合う姿は見ていて決して美しいものじゃない。他山の石って格言を忘れずに、Sound Ringはジョングクさんのカフェらしく謙虚で控えめにやっていこう。今日はちょっと、そんなことを考えさせられました。