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泰西名画

久しぶりに美術展を見てきました。
平日は仕事で時間がとれないいので週末にって思うし、
週末になると仕事の疲れでまた来週と。
とうとう最終日の駆け込み見物になりました。
それでも朝の開館前にいけばゆっくり見られるでしょうとたかをくくってたんですが、
甘い考え休むに似たりでした~。
8:50分に到着した時点で、すでに45分待ちの表示が出てました。
みなさん考えることは同じなんですね(笑)。

ルーブル所蔵の17世紀絵画展だったんですけれど、
平常展示をそのまま移動させてきたのかなって印象でした。
西洋絵画史の文脈の中で現地の人たちが見るような並べ方で見せている感じでした。
だから素人が知っているような作品はレンブラント、フェルメール、ムリーリョ、
ラ・トゥール、ファン・ダイクとかくらいで、私には初めて目にする画家がけっこう多かったです。

ひと昔前ならば美術全集に載っているような名作を借り出して、
そのまま展示しておけばそれでみな満足したのでしょうけれど、
今は本物を見たければ簡単に現地へいける時代ですからね。
展示のコンセプトとか作品の選別に、
学芸員の見識がいっそう必要になってる気がします。

今回はテーマが17世紀なので、
絶対主義の時代を象徴する王侯の肖像や、
西洋の膨張の副産物としての新大陸の風物、
対抗宗教改革の中で台頭する聖母信仰、
ルネサンス期とはまた異なる古典古代への関心、
といった視点でピックアップして、作品が並べられていました。
こういうふうに時代を写す芸術という捉え方は、
絵画の見方としてはちょっと違うのかもしれませんが、、
分かりやすい鑑賞の手引きにはなりますね。

ラ・トゥールの「大工ヨセフ」が見たくて行ったんですが、、
むかしルーブルで見たときは画学生がイーゼルを並べてスケッチしていて、
それも含めて素敵だったんですが、
今回は雑踏の中から覗き見たせいか少し感興が薄れました。
またルーベンスがいつ見ても退屈なのは、
狩野派をつまらなく感じるのと似ているかもしれないなって思ったりしました。
この時期の絵画はキリスト教や古典的教養に則って描かれることが多いので、
そういういわば約束事に暗いと絵に没入しにくいのはやむを得ませんね。
芸術に感動したというよりは、よいお勉強をしたっていう一日でした。

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